日本脳炎

日本脳炎とは

日本脳炎ウイルスを保有する蚊がヒトを刺すことで感染する重篤な急性脳炎です。
かかった人の約2割は死亡し、約2割は治った後に知能障害や手足のまひが残ります。完全に治るのは、5割から6割という悪性の病気です。
日本では、幼小児期のワクチン接種や生活環境の整備により、西日本を中心に年間数名程度の患者が報告されている感染症ですが、海外では東アジア、東南アジアおよび南アジアにかけて広く流行しており、年間数万人の発症が確認されています。

発症率は0.1〜1%と推定され、ほとんどは不顕性感染(症状がでない感染)で何ともなく治癒して行きますが、いったん発症すると致死率は約20%で、うち半数以上に麻痺などの重篤な後遺症が残ります。流行地では、ヒト、ブタと水田が揃えば(つまり田舎というわけですが)、日本脳炎に感染するリスクは高くなります。

予防接種

1期と2期があり、1期は生後6ヶ月から90ヶ月(7歳6ヶ月)まで。1~4週間隔で2回、2回目の約1年後に3回目を接種します。

2期は9歳以上13歳未満の間に1回接種します。

ワクチンの接種で、高い予防効果が得られるため、日本脳炎にかかる人は少なくなりました。

白子町では国より定められた定期予防接種を「無料」で実施しています。

日本脳炎の接種費用は「無料」です。※接種対象年齢内にかぎります。

詳しくは白子町役場保健福祉課健康づくり係 電話: 0475-33-2179

「ワクチンで防げる病気」